「印刷・製本のまち」板橋の
発展のためのさまざまな課題に
果敢に取り組む

株式会社オフセット岩村

株式会社オフセット岩村 代表取締役

岩村 貴成さん

大手、中小に限らず、多くの印刷・製本会社が集まる板橋区。その売上は、区内全産業の約3割に及び、「印刷・製本のまち」と称されている。今回紹介する株式会社オフセット岩村は、1980（昭和55）年に創業以来今日に至るまでその一翼を担って来た。自社のみならず、板橋区の印刷産業の発展に尽くす代表取締役岩村貴成さんは、CO2排出軽減を意識するなど、現状に満足することなく印刷会社の未来をも見据えたさまざまな課題に果敢に取り組んでいる。デジタルツールを駆使した新しい印刷会社を視野に入れる岩村さんに話を聞いた。

地域に根ざし、愛される印刷会社を目指して

当社は1980（昭和55）年に創業した印刷会社で、私は2代目の社長です。工場見学など地域の小中学生の受け入れも積極的に行うなど地域の皆さんから愛され地域に根ざした会社を目指しています。得意な分野はエンターテインメント領域ですから、街中などのさまざまな場所で、当社が制作したパンフレットやチラシ、ポスターなどを見ていただいているのではないでしょうか。

強みは高品質・短納期。
最新印刷機械を設備

弊社は高品質・短納期の印刷物を得意としています。これまで培ってきた技術やノウハウを最大限に生かし、お客さまにプラスアルファの価値をお届けできるように心がけています。例えば、品質管理装置が付いた最新印刷機械を活用することで、印刷の際、ゴミや汚れなどの不用品を納品させないようなシステムも組んでいます。また、板橋区に工場を構えることでCO2をできる限り抑え納品、環境にも配慮しています。

今もそのデザインが
世界中から注目される高島平団地

板橋区で1番好きな場所は、1972（昭和47）年から入居が始まった私が生まれ育った高島平団地です。建設当時は東洋一のマンモス団地として注目され、入居者が殺到したと聞いています。今から約50年も前なのに、未来が想像できる街並みをコンセプトのデザインは今も、各方面、世界中から高い評価を得ています。