技術力、保証力の高さを見込まれた
100年企業の重要保安部品

株式会社ハイキャスト

代表取締役社長

高橋健太郎さん

株式会社ハイキャストは1916（大正）５年、板橋区大山の一画に創業したいわゆる100年企業だ。鍋、釜などの日用品の鋳物づくりから始まったという。その後、工場近くに大蔵省専売公社の工場ができたことから、タバコ製造機の鋳物部品、産業用機械、機械向けの鋳物部品の製造へと舵を切っていったという。今ではその技術力、保証力の高さを見込まれて、さまざまな業界から重要保安部品製造の依頼が絶えない。100年続く企業の大切にしていることを代表取締役社長の高橋健太郎さんに聞いた。

技術力・管理力を強みに
重要保安部品を製作

当社の強みは技術力、そして製作した部品を保障する管理力が強みです。また、多品種少量生産を得意としています。最近は作るのも、品質を保証するのも大変難しい重要保安部品といわれるような装置を作ることが増えてきました。

話し合い・認め合い・助け合う
「ハイキャストフィロソフィー」

弊社には社是から経営理念、行動指針を記載した「ハイキャストフィロソフィー」というものがあります。そのなかで私が特に大切に捉えているのは、先代から引き継いだ「和を大切にする」ということです。簡単にいえば「仲良くしよう」となるのですが、仲良くすることは迎合とは違います。お互いに話し合って、認め合って、助け合う、そんな文化を作っていきたいと日々思っています。

額に汗して働いている人たちが
認められる世の中に

これからもお客様の厳しい要求に真摯に向き合い、より技術力を高めていきたいと試行錯誤しています。また、当社の社員はもちろん、額に汗して働いている人たちが、日の目を見る、認められる世の中になってほしいと強く願っています。工場で働く人の仕事は、とても大変ですが、それも踏まえて、楽しくものづくりをやれている会社があるということをたくさんの方に知っていただくことで、もっともっと良いものを作っていきたいですね。