絵本絵本
秋田秀明さん秋田秀明さん

世代を超えて読み継がれる
絵本づくりを目指す製本工場

株式会社清美堂

代表取締役
秋田秀明さん
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2024年10月に創業66年を迎える株式会社清美堂。絵本のまち板橋で、ただひたすらに絵本の製本を行なってきた。その特徴はページが少ない紙の真ん中をミシンで縫い、チップボールという硬い芯材を用いた表紙で覆う「中ミシン綴じ」という製法だ。小さな子どもでも開きやすく、壊れにくい絵本は、絵本作家や出版社からも長く支持され続けているという。「世代を超えて読み継がれる絵本制作に関われることは誇り」と話す代表の秋田さんは、絵本づくりのその先をも見据えている。

SNS

SNSを通じて工場見学やワークショップを告知

清美堂の絵本制作の現場を知っていただくために、絵本作家をお招きしたり、月に1回程度、一般の方向けの工場見学会を開催したりしています。また、夏休みには小学生や保護者の方を対象としたワークショップも行っています。絵本づくりに興味のある方は、XやInstagram等を通じてお知らせしていますので、ぜひ清美堂のページをフォローしていただければと思います。

資格取得・環境づくり

クオリティの高い絵本作りのための資格取得・環境づくり

当社には7年以上の業務実績がないと取得できない国家資格である製本技能士1級が6人、2年以上の2級が2人在籍しています(2024年4月現在)。以前は職業訓練校で製本技術を多岐に渡って学ぶことができたのですが、廃校になってしまった現在、訓練校を卒業した社員が後輩に学んだことを伝え、社員全員が1級取得を目指しています。また当社にはパートから正社員になる女性がとても多いので、産休・育休制度を充実させるなど、女性社員が長くイキイキと働くための環境づくりにも注力しています。

額に汗して働いている人たち

絵本制作の経験を活かして次のステージへ

まずはメイン事業のハードカバーの中ミシン製本において、よりクオリティの高い製品を突き詰めていくこと。そしてもうひとつは、新しい文具メーカーとして発展していきたいと考えています。実は2023年の6月に、「ju:tale(ジュテール)」というブランドを立ち上げて、クラウドファンディングに挑戦しました。その第1弾は、世界一軽いノートがコンセプトの“Airy note(エアリーノート)”です。第2弾、第3弾とまだまだ続きますよ。

株式会社清美堂

〒175-0091
東京都板橋区三園2-4-11

公式WEBサイト:
https://seibidou-ehon.com/