板橋から世界に発信
ロコモティブシンドローム予防の施策とは
クロスメッド株式会社
- 代表取締役
- 藤井眞澄さん
クロスメッド株式会社代表取締役の藤井眞澄さんは、長年携わってきた整形外科領域での経験から、「自分にしかできない医療従事者と患者の架け橋となる事業を立ち上げたい」という強い思いを抱いていました。構想から5年、2020年10月に満を辞して起業、全国約4,600万人といわれるロコモティブシンドローム。予防するためのさまざまな事業を展開しています。板橋に住んで33年、藤井さんの視線の先には世界規模のロコモ予防が広がります。
最近、整形外科領域で1番の課題になっているのが「ロコモティブシンドローム(ロコモ、運動器症候群)」。ロコモとは、加齢に伴う筋力の低下などにより、要介護や寝たきりになってしまうリスクの高い状態のこと。そして介護認定の要因の約37%が運動障害にあるといわれています。転倒や骨折、関節、そして寝たきりの状態にならないためには、ロコモの初期段階からしっかり見守り予防する必要があると考え、私たちは事業を進めてきました。
弊社が開発した医療・介護施設用管理アプリ「くるあ®」は、運動機能や1日あたりの日常活動量のデータを共有することで、患者の健康増進を促進するというものです。 実は「くるあ®」を反対から読むと、「歩く」。歩くことは私たちの健康のすべてにつながっています。これからも「最後まで自分の足で歩けるライフの実現」を目指し、より地域医療連携を強化していきたいと考えています。
地域医療連携は、医師とコミュニケーションをとりながら患者を見守ることが大切なので、医療従事者と患者の間に立って活動してきた当社だからこそ、その経験を十分に活かして事業を進めていくことができると信じています。その第一歩として、医療機関を中心に、薬局や介護施設、整骨院、フィットネス施設などと協働しながら、当社が一番お世話になっている成増を拠点に、将来的には高齢化社会が進む日本、そして世界に向けて当社の事業を発信することが今の目標です。
クロスメッド株式会社
〒174-0043
東京都板橋区坂下二丁目22番16-101号
公式WEBサイト:
https://www.crossmed.jp