環境環境
石田陽平さん石田陽平さん

SDGsのその先へ。
廃棄物リサイクルで培った
さまざまなノウハウを未来へつなぐ

株式会社太陽油化

専務取締役
石田陽平さん
InterviewMovie

1963年、自動車から排出される廃油、使用済みのエンジンオイルのリサイクルからスタートした産業廃棄物処理業者のエキスパートである太陽油化。廃油や汚泥(おでい)など液状廃棄物に特化している企業は東京都において大変少ないという。最近では、廃棄物処理やリサイクルのみならず、処理時にでた「残渣(ざんさ)=汚泥」を原料に、リサイクルの一歩先を行くアップサイクルにも取り組んでいると、専務取締役石田陽平さんは目を輝かせる。汚泥処理で培った微生物利用のノウハウを活かし、社会・環境課題に挑戦するという石田さんに話を聞いた。

アップサイクル

資源リサイクルから
一歩先のアップサイクルへ

当社は、2015年に国連主導でSDGs(持続可能な開発目標)が始まるずっと以前、日本にまだ物や資源がまだ少ない時代から、貴重なエネルギー源であったオイルや燃料など資源エネルギー循環を事業の柱としていました。そして今、SDGsの先駆者、東京23区で数少ない液状廃棄物処理業者として、リサイクルだけではなく、処理後の液状廃棄物を原料として別の商品に生まれ変わらせるアップサイクルに注力、資源循環の幅を広げています。

東京エイト

汚泥処理で培った
微生物利用ノウハウが農業を救う

当社は、汚泥処理を通じて長年蓄積してきた微生物利用のノウハウを活かして、植物活性剤『東京8(東京エイト)』を開発しました。実に1,500程の微生物がひとつのコミュニティを形成する『東京8』を使用することで、土壌環境は劇的に変わりますから、農業分野においては、作物の収穫量や品質が上がったり、病気にかからなくなったりなど、さまざまな効果が期待できるようになります。

かわりゆく風景

生まれ育った板橋。変わりゆく風景

私は板橋生まれの板橋育ちです。特に小学生の頃に、通学路にある砂利(じゃり)の山で遊んだことはとてもいい思い出です。一方で、家の近くを流れる白子川には近隣の工場の排水が流れ込み、東京で2番目に汚れた川といわれていたことも覚えています。しかし最近は行政の取り組みなどにより、底が見えるほど水がきれいになり、魚が泳ぐ姿も見られるようになりました。

株式会社太陽油化

〒175-0091
東京都板橋区三園2丁目12番2号

公式WEBサイト:
https://www.taiyo-yuka.com