製品・技術に対する誇りをもって
唯一無二のもの創りに挑戦
日本特殊光学樹脂株式会社
- 代表取締役
- 佐藤公一さん
1974年創業の日本特殊光学樹脂株式会社。自動車のテールランプ用のレンズや最近はほとんど使われないオーバーヘッドプロジェクター(OHP)用のフレネルレンズなどの製品の金型およびレンズの成形からスタートした。同社の製品の多くは「人の目に触れるところで使われていない」と代表取締役の佐藤公一さんは笑うが、実は日本の道路を走る車のヘッドライトのほとんどは、同社のレンズを使って検査されているのだというから驚きだ。あくまでも「本物を創る」ことにこだわり挑戦し続ける同社の想いに迫った。
弊社の技術には三つの大きな柱があります。一つ目が超精密金型加工。これは10ピコメートルという非常に細かな単位で加工機を制御して精密な型を作る技術です。二つ目は精密成形の技術。精密に作った金型の形状をそのまま樹脂に転写することでレンズとしての製品製造を行う技術です。そして三つ目。世界最大級といっても過言ではない最大直径5メートルの大型レンズの製造技術です。
弊社が大切にしているのは本物を創ることです。しかし会社や私がそれを言い続けても、なかなか実現できることではありません。実は今、創業から50周年を迎えるにあたって社屋をリノベーションしています。新しくなったオフィスでは、従業員一人ひとりが自分たちの創り出したレンズが身の回りで使われている様子を見てほしい。そして自分たちの製品・技術に対して誇りをもって一人ひとりがものづくりに取り組んでほしいと思っています。
今後も弊社の三つの技術の柱を極めていくと同時に、社訓に掲げた「本物を創る-ファクトリー&ラボ」の言葉とおり、安定した品質の製品を世の中に送り出していく(ファクトリー)、これまで作ったことがない、チャレンジしたことがないような課題に果敢に挑み続けていく(ラボ)。そういうチャレンジ精神をもって、従業員一人ひとりが取り組んでいくことができればいいと思っています。
日本特殊光学樹脂株式会社
〒174-0046
東京都板橋区蓮根2-16-10
公式WEBサイト:
https://www.ntkj.co.jp