使う身になってのミキサー作り
顧客と共に課題解決を目指す
関東混合機工業株式会社
- 代表取締役社長
- 林純一さん
1918年創業という長い歴史をもつ関東混合機工業株式会社。昭和初期に開発した天津甘栗機が好評を得た同社は、その後、製パン・製菓を中心とした食品業界向けミキサーを製造するメーカーとして大きく成長を遂げた。「使う身になってのミキサー作り」を経営指針に掲げ、製品を販売するだけでなく、顧客との信頼関係を何より大切に、パートナーシップを大切にしながら共に成長する姿勢を重視していると代表取締役社長の林純一さんは話す。その顧客の課題解決に力を入れる姿勢は、顧客のみならず食品業界からも高い評価、信頼を集めている。
当社の主力商品は、製パン・製菓を中心とした食品メーカー向けのミキサーです。創業時、甘栗機械、国産初のケーキミキサーの開発から始まってから100年以上経ちましたが、常にお客様の声に耳を傾け製品を開発していることは今も昔も変わりません。最近では洋菓子メーカー向けに、安全面や衛生面へのこだわりはもちろん、ミキシングの効率を向上、かつ時間も短縮できる、高いメリットを備えた機械を開発いたしました。
弊社の周辺には元々町工場がたくさんありましたが、最近はマンションや家屋が増え、町の風景も大きく変わってきました。この板橋は、東京のなかにあって「ものづくり」の街として非常に栄えてきた場所です。弊社も創業から今に至るまでこの地ですっと「ものづくり」、商売を続けてまいりました。愛着のある「板橋」という地で、これからもずっと、「ものづくり」、会社を経営してまいりたいと思っています。
日本経済が成長するなか、今後、洋菓子は間違いなく日本で伸びていくと考えた創業者は、甘栗機械からのノウハウを生かして、洋菓子用のケーキミキサーを開発しました。それから100年以上が経った今、人口が減少し縮小に向かう日本のマーケットのなかにあって、あらゆるミキシングプロセスを開発してきた企業として、他社と差別化し、どう市場シェアを拡大していくかがこれからの課題です。
関東混合機工業株式会社
〒174-0061
東京都板橋区大原町3-12
公式WEBサイト:
https://kanto-mixer.co.jp/